商品・役務に付されている5桁のコードのことです。共通性を有する商品・役務をグルーピングし、そのグループに付されたコードを「類似群コード」といいます。
基本的には、一つの商品につき一つの類似群コードが付されていますが、「被服」などのように複数の類似群コードが付されていることもあります。
審査実務上、同じ類似群コードが付された商品・役務は、原則としてお互いに類似するものと推定されます。
例えば、商品「りんご」と商品「みかん」は異なる商品ですが、類似群コードは両方とも32E01です。この場合、類似商品として判断されます。
一方で、同じ「手袋」でも、「耐火手袋(17A08)」「手術用手袋(17A09)」「 自転車用手袋(17A04)」などと、類似群コードが異なる場合は、非類似の商品と判断されます。
類似群コードは、特許庁のホームページ「類似商品・役務審査基準〔国際分類〕」から確認することができます。第1類~第45類までの分類ごとの一覧表と類似群コードごとの一覧表(他類間類似商品・役務一覧表)があります。
特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)の「商品・役務名検索」から検索することもできます。商品・役務名や類似群コードが分からない場合は、お気軽にお問合せください。