品質誤認とは、需要者が商品の品質や役務の質を誤って認識することをいいます。例えば、商品「イチゴ味の飴」について「みかんキャンディー」などと付した場合、需要者は「みかん味」の飴だと品質を誤認してしまう可能性があります。その他にも、役務「中華料理の提供」について「イタリアンぺぺロン」などと付した場合、需要者は「イタリア料理」の店だと質を誤認してしまう可能性があります。
出所混同とは、需要者が商品の生産者、販売者、役務の提供者等を誤って認識することをいいます。 例えば、著名な商標「シャネル」について、甲が自己の登録商標「NEO」に「シャネル」をつけて「NEOシャネル」とした場合、需要者は有名なシャネルのブランドだと誤って認識してしまう可能性があります。