特許庁に出願書類(願書)を提出して、1年6ヵ月が経過すると、出願書類の内容が公開されます。公開される内容には、出願人や発明者の名称(氏名)及び住所(居所)が含まれます。
住所などが公開されると、「発明を企業に売り込みます」という「売り込み代行」のダイレクトメールが届くことがあります。すべての業者が悪質とはいえませんが、中には高額な代行手数料を徴収する業者も存在します。そしてほとんどの場合、売り込み業者に費用を払ったからといって、企業に売り込みが成功するわけではありません。
最近では、発明者に企業を紹介し、発明の提供とともに企業に資金を出資させたにも関わらず、発明者に利益が還元されず問題となった事例もあるようです。「売り込み代行」のダイレクトメールが届いた場合は、一度、弊所までご相談ください。