商品の売り上げには、その商品名が大きく作用することがあります。商品名に限らず、ロゴマークや、キャラクターなども重要です。ユニークなネーミングであると人々の印象に残りやすかったり、または可愛いロゴマークは女性うけが良かったり、先日紹介したガリガリ君のキャラクターなどもインパクトがありますね。
このように商品開発の段階では、商標の決定も大切なのです。
みなさんは、この子どもの絵を見たことがありますか?
小林製薬株式会社が出している「こども用熱さまシート」のロゴマークですね。こちらのマークは商標登録されています(第5322176号)。発熱や頭痛、歯痛、スポーツ後のほてった肌に貼ると冷却効果がある使い捨てシートです。特に子どもは熱を出しやすいので、これを貼ると少し辛さが和らぐようで、よく使用されています。小林製薬株式会社は、「熱さまシート」の商標を1993年10月19日に出願して、1996年9月30日に登録されています(第3201859号)。「熱さまし」と「シート」をかけており、とても覚えやすい商標ですね。
では、こちらはご存知でしょうか?
こちらはライオン株式会社の商標登録です(第4673983号)。子どもがおでこにシートを張っている絵は似ていますね。ライオン株式会社は、「冷えピタ」の商標を1995年12月1日に出願して、1997年8月29日に登録されています(第4050015号)。「ピタッと貼って熱をとる冷却シート」ということで、実にわかりやすい商標です。
このように同じような商品で同じような効果があるものの場合、特にネーミングセンスが問われます。この他にも「冷却ジェルシート」については、久光製薬株式会社が「でこでこクール\デコデコクール」の商標登録をしています(第4425619号)。「おでこがクール」ということでしょうか、おもしろいですね。
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